【タスク代表例】Oddball課題

ふたつの刺激の一方を高頻度、他方を低頻度で提示する。低頻度刺激に対する反応を、たくさんの異なる刺激をランダムに提示する(即ち全ての刺激が低頻度提示になる)多標準コントロールでの同じ刺激への反応と比較する(頻度の影響を排除する)ことにより、予想と異なる刺激への反応を抽出する。聴覚野で、刺激提示後200ミリ秒付近の陰性のフィールド電位が観察される(ミスマッチ陰性電位)。注意を第3のターゲット刺激に向けていても起こる。革新脳臨床Gにより、統合失調症患者でミスマッチ陰性電位の減少が観察されている(Suga..Kasai, Psychiatry Clin. Neurosci. 70:295-302, 2016)。また、革新脳小松らにより、マーモセットでもミスマッチ陰性電位様の神経活動がみられることが報告されている(Komatsu..Fujii, Sci Rep 5:1-7, 2015)。

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マーモセット前頭前野の機能マッピングに向けたタスク指針

文責: 革新脳マーモセット脳機能データベース検討ワーキンググループ タスクセット検討小委員会 (中江健、宮本健太郎、中村克樹、田中啓治)

<aside> ©️ Copyright 革新脳マーモセット脳機能データベース検討ワーキンググループ タスクセット検討小委員会 2022

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